私が日本一周を決意した3つの理由
- S Mikaze
- 2023年4月13日
- 読了時間: 5分
こんにちは、Mikaze です。
この記事は、私がこれから日本一周に旅立つ前に書いたものです。
つまり、はじまりのお話。
日本一周という言葉には魅力を感じるけれど、本当に意味はあるのか?
あなたは疑問に思っているかもしれません。
これから旅に出ようとしている人や、人生の選択に迷っているあなたに、
私がなぜ日本一周することにしたのかをお伝えします。
ひとつの参考になれば幸いです。
1. 道は一歩ずつ踏みしめて

もし、世界中を旅したいという夢があった時、あなたはバックパック一つで今すぐに海外へ飛び立てるでしょうか。
私は、今すぐにでも飛び立ちたい!という気持ちで心の中は一直線に突き進んでいきます。
しかし、現実はそう簡単なものではありません。
旅をするために必要な経費、手続き、準備するもの、航空券や宿泊先の手配、インターネット環境の確認、外貨の両替、家族への説得など…
頭の中が痛くなってしまうほどのやることリストがあります。
ああしておけばよかった!
と後になって後悔しないように、最善の選択をするべく理性が働き、賢く立ち回らなければならないのです。
一方で、時に飛躍して欲望のままに突き進むことも大切です。
いつまでも慎重を重ね、家の中にずっと閉じこもっていては意味がありません。
理想が理想で終わってしまっては何も報われないでしょう。
人はいつ死ぬか分からないし、チャンスはいつやってくるか分からないのですから。
では、一体どうすればいいのか?
両方の相反する考えに基づき、選択は必ずしも極端である必要はないと私は考えました。
感覚的と理性的、どちらの自分も愛せる方法。
それが日本一周というひとつの選択だったのです。
それなりに準備するべきことはあるでしょう。しかし、ある程度知っているフィールドの日本で、旅をしながら生活することを学べば、それは自立へと繋がります。
スモールスッテップで要領を掴んでいけば、高かった世界というハードルも、高くないと感じる日が近づいてくるかもしれません。
大きな一歩ではなく、小さな一歩から始めようと思い立ち、日本一周に行き着いたのです。
2. 当たり前から抜け出すこと

いつも通る一本道に、美味しいチョコレート屋さんがあって、そこのお店が世界一美味しいと思っていたら。隣町に出かけて、これまた美味しいチョコレート屋さんがありました。その店のチョコレートは、世界一美味しいと思っていたチョコレート屋さんよりもずっと美味しかったのです。
この例のように、同じ場所でぐるぐるしていては気づかないことが沢山あります。
新たな発見は自分の経験によって更新されます。
それは本やインターネットで得られる知識よりも、より確かな納得のあるものでしょう。
誰かにお勧めする時も、自信を持って伝えられるのです。
私は、日本の一部分しか知りません。
その一部分で当たり前だと思っていたことは、外に出ると当たり前ではないことも。
実際に五感でしか味わえない経験がものを言う場面は、人生で度々遭遇します。
道に迷った時、何かが故障した時、辛い出来事で悲しんだ時…
最後に要となるのは、自分の勘です。
勘は直感だけではなく、過去の経験から学んだ答えでもあります。
その時に生かすために、当たり前から抜け出すことは、ちょっとしたスパイスとなるのではないでしょうか。
日本一周は、当たり前から抜け出すことでもあり、自分の勘をより鋭く強いものにするための旅でもあります。
3. その先になにがある?

考えられる最悪のシナリオ。
それは、日本一周をして何も得られなかった時でしょうか。
いいえ、そんなことはありません。
「何も得られなかった」という知見を得ることができる訳ですから、まるで科学の進歩のように次の挑戦に向かう指針となるでしょう。
情報を漁っていれば、日本一周をしている人は世の中にいくらでも存在することが分かります。彼らは何を得て、どんな旅をしてきたのか。人の優しさに触れた、見たことのない木を発見した、都会の利便の良さに感動した。それらのかけがえのない経験は、実体験で感じたことであって”答え”ではありません。
これから旅をする者が同じように感じるかは分からないのです。
だから、ワクワクする冒険心が燻ります。
きっと日本一周を終えたという達成感に満ち溢れ、それ以上に多くの”何か”と対面できるはずです。その”何か”を求めて旅に出かけるのが一番の醍醐味です。
今までに経験したことのない感情の揺れ動きは、生きているという実感を与えてくれるでしょう。
それは、私にとって何よりの喜びであり、幸せの一言では到底片付けられないものです。
まとめ:道しるべは旅の途中に

日本一周に限らず、旅は逃避行なので人から批判されたり、あまり良く思われないこともあります。時に大切なものを置いて行くこともあるでしょう。
本当に行ってしまっていいのだろうかと悩み立ち止まることは、私自身何度もありました。
そうやって迷った時は他人に話すことも大事です。
しかし、本当に人生を変える選択は自分で決めるのが良いです。
後で失敗した!と思っても、自分で決めたことだから仕方ないと割り切ることができます。
重要なのは、これからその方向に向かっていく自分が好きになれるかどうか?
不安より期待感が大きいか?
と心の内に問いかけてみることだと思います。
迷って忘れてきた地図は、引き返さずとも旅の途中で手に入れられることだってあります。
ただし、行く前に充分に振り返って、何度も確認することは忘れずに。
自分の意思を貫くコンパスだけは持っていきましょう。
それではここら辺で、気をつけて行ってきます。
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