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執筆者の写真S Mikaze

山梨の花火とオーガニックフィルター

 こんにちは、Mikaze です。


 筆者はこの頃、最高に気分が良いです。

 なぜなら…涼しいから!

 今年の夏といったら、異常気象が凄まじく超暑でしたね。

 寒がりと思っていたのに、本当は暑がりだったんじゃないかと自分を疑うほどでした。

 初めての日本一周ひとり旅、初めての車中泊は例年より過酷だったことを後から気づかされました。

 それが、9月下旬〜10月になり、ようやく秋風に揉まれて一句詠みたくなるような日々になったことで、過ごしやすい落ち着いた時が流れています。


 さて、そんな気分の良い筆者ですが、今回の記事は結構悩みました


 時は8月の上旬、山梨県を旅していた頃の話です。

 コロナ下で開催できなかったお祭りや花火大会が、今年は何年ぶりか開催される場所も多く、人々の賑やかな活気が取り戻された夏でした。

 筆者も夏のお祭り気分を味わいたかったので、山梨県の二大花火、河口湖の花火と神明の花火を見に行くことに。

 その花火の素晴らしい写真を皆さんにお見せできたら最高だったのですが…

 筆者、花火の撮影が大の苦手なのです。

 あとは、月の写真もですね。

 これはもう、アマチュアの筆者にとってはキツイ難問でした。

 また、せっかく生で見る花火なのだから、あまりカメラに集中したくはなかったのです。


 そこで、ビデオ撮影という裏撮影をすることにしました。

 夜撮影特有の光度調節などを頑張ってやってみたのですが…

 見返してみると、なんとも素人感のある動画しか撮れなかったのです。


 動画は写真の集合体ですから、その一部を切り取っていい感じにならないだろうか?

 と無理強いしてみることに。

 そこで、たまたま見つけたのが、編集素材のオーガニックフィルターというものです。

 あくまでも個人的な感覚ですが、それが意外と良かったので、今回はそのオーガニックフィルターを用いた写真と共に

元の映像の一部と、山梨県の花火の様子を紹介したいと思います。


 それでは、どうぞご覧ください。



 

. 河口湖の花火


 まず最初に見に行ったのは、富士山にほど近い河口湖の花火です。

正確には、河口湖湖上祭

 この花火の特徴は、なんといっても水面に映る花火でしょうか。

打ち上げ時間は7時45分〜9時頃、打ち上げ数は1万発です。


 初めて見に行くので、駐車場がどのくらい混むか分からなかったため、花火大会当日の朝7時頃に河口湖すぐ近くの町営駐車場に停めました。

 道路を挟んで向かいには大池公園駐車場という大きな駐車場もあったのですが、車の交通が多かったのと日陰の駐車スペースがあまり無かったため、こちらの駐車場にしました。

 筆者はちいさなクーラーボックスを積んでいるので、いつも駐車する場所はなるべく木陰などの日差しが遮られた場所を選ぶようにしています。


 流石に7時頃は少し早かったようで空いていましたが、9時にはもう駐車場はいっぱいになっていました。

 夕方になると、大池公園には屋台が円を描くように立ち並び、そこに大勢の人が列をなして並んでいました。

 浴衣姿も多く、夏の風物詩を感じる嬉しい賑わいです。

 筆者も花火までの待ち時間、せっかくなので行列に並んで、肉巻きおにぎりを買うことに。

 それが…長いのなんの。

 ゆうに1時間は超えていたと思います。

 ディズニーランド並みです。

 全然前が進まないのです。後ろに並んでいた可愛らしい小さな女の子が、待ちかねてお母さんに駄々をこねていました。

 筆者は、たまたま小説をバッグに忍ばせていたので、並びながら立ち読みしてさほど苦ではなかったのですが、まあ小さなお子さんにはとても辛い時間だったに違いありません。

 ようやく順番がやってきて、これだけ並んで肉巻きおにぎり1個は勿体無い…と感じ2個買いました。

 並んだ甲斐あってとても美味しかったです。かき氷の列などは並ぶ必要もないくらいすぐに買えましたから、やはりご飯ものの列が凄かったのでしょう。

 「肉巻きおにぎりの長蛇の屋台列に並んだ」という予想外の思い出ができました。


 さて、そうこうしているうちに陽が暮れて、花火の時間がやってきました。


 筆者は、湖岸のすぐ側で敷物を敷いて、鑑賞しました。

 周囲はそれなりに人も多く、カップルや家族連れに紛れる形で見ることになります。

 こうなると独り身は少し寂しい気もします。


 ヒューっと音が聞こえ、大きく打ち上げられた花火が夏の夜空に輝きました。

 同時に、胸に響くドーンという音。

 人々の歓声。

 我々がこうも花火に感動するのは、先祖代々のDNAに刻み込まれているからでしょうか。


 河口湖の花火にBGMはありませんでした。

 ただ、色とりどりの花火が次々と打ち上げられて、段々と花開くように大きくなっていきます。

 湖面に映った花火が、とても美しいです。

 例えば、月夜に反射する逆さ月のように、夜の明かりは妖艶な美しさを持ち合わせているのだと思います。


 撮影した映像のワンシーンがこれです。



 この一枚に、オーガニックフィルターを入れてみました。





 如何でしょうか?

 色味は失えど、ちょっと懐かしいフィルムのような感じがしませんか。

 筆者的に好みなのは、フィルター70パーセントくらいです。



 一風変わった形の花火も打ち上がりました。宇宙感漂う形がおもしろいです。



 このオーガニックフィルターが味わい深いとはいえ、やっぱり花火は鮮やかな色が移り変わっていく様子が魅力的でもあります。

 花火職人が試行錯誤して作り上げた芸術性を感じる花火も多数ありました。














                       −− pm 8 : 00



 特に驚いたのは、幾重にも変化する花火。

 大きくなっていくと共に色が移り変わっていき、最後には光の線が弧を描くように立体的に回って、消えていったのです。






 そして、人々の歓声も絶好調、最後のフィナーレは湖面に反射する大きな花火でした。





 画面に収まりきらないほど夜空に美しい花が咲き誇りました。

 私の座っている前にカップルが座っていたので、序盤は湖面に映る花火はあまり見えませんでしたが、彼らが途中でどこかに去っていったため最後の花火は水面まで綺麗に見えました。

 できるだけ湖に近い場所が最高の特等席ですね。





. 神明の花火


                              神明の花火


 次に紹介するのは、神明の花火です。


 神明の花火は、「道の駅 富士川」の近くで、ちょうど富士川が釜無川と笛吹川という2つの川に分かれる場所で打ち上げられます。

 この花火も山梨県民にとっては超有名な花火で、全国的にも知名度の高い花火です。

 打ち上げ時間は7時15分から9時頃、打ち上げ数は2万発。

 中でも、全国でも数少ない2尺玉 ( 約500mまで上昇し、直径約500mに開花する) は楽しみです。


 県内外から毎年多くの観客が訪れ、それも年々増えているのだそうです。

 ということで、筆者は今回も早めの行動を心がけ、できるだけ近くで前日まで待機しておりました。

 「道の駅 富士川」に立ち寄ったところ、同じように県外から神明の花火を見に訪れたおじさんたちと仲良くなりました。

 筆者と同じように全国を旅しているというおじさんにも出会いました。

 それがまあ結構おもしろいおじさんで、全国に診察券を持ってるとか、もずく酢はドレッシングにもなるから使えるとかいう話を聞きました。

 それから、おじさんは車に1畳のたたみを敷いて寝ていたので、これはいいなとも思いました。


 さて、話が脱線しましたが、神明の花火は果たしていったいどこから見るのがベストなのだろうか?という疑問がありました。

 早朝に下見で会場付近を歩いてみることに。一番近く、屋台も多く立ち並ぶ場所は有料観覧席となっており、筆者がいる場所からは橋を渡らなければいけない遠い場所でした。

 そのため、釜無川の手前に長沢川という川が細く流れていまして、そこの土手に椅子を持って見ることにしました。


 大きい花火なので、もっと遠くからでも充分見えるのですが、筆者には撮影という使命もあり…できるだけ間近で迫力のある花火を見る必要があったのです。



                       フィルターを入れてみた



筆者が素敵だなと思った花火は、白い綿のようにしゅわしゅわっと広がっていく花火です。艶やかさとはまた違って、ちいさな綻びのように美しいです。独特の音も鳴り、風流だと感じました。


                   しゅわしゅわと湧き上がる花火





                      宇宙感がする花火たち


                          彗星の如く落ちてくる ……




 神明の花火の特徴は、なんといってもひとつひとつの美しさですね。

 他の花火との共演においても、これも計算されているのでしょうが、配置、形、配色が素晴らしいです。庭師が造る庭園のような芸術性がありました。























 そして、大きい!


 突然打ち上げられる花火が予想外の大きさで花開き、地響きのように世界に音が広がって、ダイナミックです。










まとめ:山梨花火の魅力


 さて、花火の感動…少しは伝わったでしょうか。

 やはり、自分の目で見るのが一番なのですが、少しでも伝わっていたら嬉しいです。

 筆者の撮影スキルも頑張ってアップさせなければなりませんね。

 これを機に生で見てみたいという方は、来年山梨県へ直行しましょう。


 それでは、また次の記事で!

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