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執筆者の写真S Mikaze

北海道ご当地動物との出会い

 こんにちは、Mikaze です。

 ついに、北海道の地へ足を踏み入れ、ぐるっと周回、最北端から道東、道南…とても長い距離を車で走ってきました。

 いやぁ、本当に長かった。

 ドライブ好きの私も、半日以上の運転でさすがに気が滅入りました。

 そんな長旅の中、心を癒してくれたのは道中の動物たちでした。

 人の暮らしに密接に関わる動物たち。

 広大な自然の中でのんびりと過ごす動物たち。

 彼らを見ていると、気ままで心豊かに旅をする気持ちを教えてくれるかのようでした。

 今回は、私が出会ったその動物たちを紹介したいと思います。


 それでは、さっそくいってみましょう。


 

1. 道民の身近な存在 ヒグマ


                                   昭和新山熊牧場のヒグマ


 いきなりですが、北海道民の身近な存在ヒグマの登場です。

 この動物なくしては北海道は語れませんね。


 ということで、彼らの生態を知るためにもクマ牧場へやってきました。

 実際に会ってみると、そこまでの怖さはありませんでした。

 寝っ転がって日向ぼっこをするクマ、水浴びをするクマ、

ぐるぐる歩いて散歩しているクマ…

 まるで人間のように、彼らにも個性があります。

 牧場に入った時にもらったクマの餌(ビスケット)を投げると手で掴んでパクリ。

 中には座って餌を待ち構えているクマもいましたから、愛嬌があります。

 私はくまのプーさんを思い出してしまいました。



                                      じゃれあう子グマ


 子供のヒグマは、コロコロしてとても愛くるしいです。

 じゃれ合って遊んでいるのを見かけました。

 やっぱり小さい頃は皆可愛いですね。

 少し大きくなると、遊び盛りで鳴き声を出していましたが、そちらは可愛くない…むしろちょっと怖かったです(笑)


 しかし、野生で遭遇したなら彼らは獲物を見る目で私を見てくることでしょう。

 その時は本当に恐怖を感じるに違いありません。

 オスはゆうに2mを超える大きさですから、それで襲われたらもうおしまいですね。

 とりあえず、遭遇した時にクマさんに挨拶する心構えはしておきます。

 真面目に話しますと、こちら側もクマさんに遭遇しないように、食料は山で持ち歩かないようにしたり、煙の匂いをまとったり、ヘルメットをかぶったりとできる対策はしていこうと思います。


 北海道の子供達は、学校の授業でクマの生態について習うようです。

 それだけ身近な存在であり、共存しているということですね。

 ちなみに、北海道の代表的なお土産「木彫りの熊」も、発祥地である八雲町の『木彫りの熊資料館』で見てきました。

 木彫りで毛の一本一本が細かく削られており、まるで生きているように身体に躍動感がありました。しかし、想像していたより表情豊かで可愛らしいものも多かったのが印象的でした。

 地元の人々が、彼らをただ畏怖の存在として見るのではなく、ある種畏敬の念を込めており、親しみをもって今日まで関わってきたことが伺えます。




2. ふわふわのキタキツネ


                                 きたきつね牧場のキタキツネ


 北海道の中心より少し東に位置する北見市。そこに『きたきつね牧場』があります。

 入館すると直ぐに可愛らしい表情で出迎えてくれるキタキツネ。

 北海道に住むキタキツネは、本州以内に住むホンドギツネと共にアカギツネの亜種です。キツネは狼のように群れを作ることはなく、基本的に単独性の動物ですが、春の出産期から秋の仔別れ期までは親子を中心として寄り添って生活します。

 私が訪れたのは5月で、それもあって皆互いに丸まって寝っ転がっている様子が見られたのが非常に良かったです。

 また、キツネの生育環境は深い森の中から人里近くまで広い範囲にわたり、近年は人間の出すゴミを利用することもあり、都市近郊まで生育域を広げているようです。

 私も車を運転中に一度、野生のキタキツネが道路を横切るのを見かけました。



 来館した人間をなんだなんだと伺いを立てるように、こちらを見ていました。

 私はお邪魔します、こんにちはと挨拶をして、まるで空気のように彼らのことをそっと眺めました。

よく見ると、毛並みもみんな違っていて、フサフサしていたりフワフワしていたり。

 顔つきも尻尾の形も個性があります。ちなみに、私のお気に入りの一匹はとてもフワフワで勇敢な顔つきをしていたこの子です。

 ずっと眺めていたいくらい可愛らしくて、どの表情をとっても絵になります。

 彼らがのんびりと暮らせる世界がこれからも続けば良いなぁと切に思いました。




. 放牧のウシ


                                   道中出会った放牧のウシ

南東の釧路から西へ、海岸沿いをひたすら走ってえりも岬へ。

 霧の立ち込めるひんやりとした空気に包まれた中、突然広い芝生に現れたのは放牧のウシたちでした。

 慌てて車を脇に停めてシャッターを切りました。



                                   黒毛のウシにも出会った


 彼らは一瞬立ち止まってこちらをジッと見ましたが、また何事もなかったかのように芝生の草をモグモグ食べ始めました。

 これぞ北海道!という感じですね。

 雄大な大地にゆったりとした時間を感じさせてくれました。




番外編:他にも会った!道中のどうぶつたち


 写真撮影はできなかったのですが、道中に遭遇した動物は他にもいました。


 まず、青森から北海道へ運行する青函フェリーに乗っている時、ぼんやりと海を眺めていると…近くでジャンプするイルカに遭遇。

 網走監獄博物館に見学に行った際に、うっかり中に入り込んでしまったシマリスに遭遇。

 道北の森の中をドライブしていると、3度ほどエゾシカにも遭遇しました。

 人生でこんなに何度も野生の動物に遭遇することは初めてです。

 北海道の自然の豊かさを存分に味わうことができました。





まとめ:のびのびと自然の中で生きる



 北海道には、一歩街から飛び出すと大きな山々、草原、海が至るところに広がっています。その豊かな自然の中で動物たちがのびのびと暮らしている様子が、旅をしているとだんだん分かってきます。

 彼らに出会うと、この地に多くの人間が行き交う中で、それが頂点ではなくて私たちは共存して生きているのだという実感が湧いてきます。

 また、この貴重な命に感謝し、彼らの住処である美しい自然を守っていくためにはどうすれば良いのかを考えるきっかけにもなりました。


 皆さんも北海道を旅する時、もし彼らに出会ったなら…

 きっと優しい気持ちになれるでしょう。

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