死者とロボットは羨ましがるが
別に気にしなくていい
誰も咎めやしない
明日がやってくるなんて誰にも分からないんだし
口にするのがもったいない?
そんなことは気にしなくていい
もう五感はとっくに研ぎ澄まされているし
身体は喜んで虫みたいに光っている
口にしたら罪なんて
一緒に飲み込んでしまうから大丈夫
マリーアントワネットがほくそ笑んで
頭に住み着く小人がちょっとジャンプするだけ
ほら
至福の時間は始まっている
たまにはこうやって人間らしいことをしなくちゃ
忘れてしまうでしょう
この移りゆく時代に押し流されてしまうでしょう
こんな時
やっぱりちょっと背伸びして
生きてみるもんだなって思えるんだ
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