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執筆者の写真S Mikaze

ギャラリーにて

更新日:2022年6月6日


器の形はそれぞれの個性が現れる

その中には太陽の光と

愉快なレコードの旋律が染み込んでいる

ザラザラした土の質感

ツルツルしたコーティング

少し歪な手作りの跡

職人の息吹が木製の机に並ぶ


もしも淹れたてのお茶がここに注ぎ込まれたなら

香ばしいコーヒーが湯気を立てたなら

鮮やかな花が可愛らしく花を咲かせたなら

心のわだかまりも一緒に溶けていく気がする


あの間に挟まれた絵画を手に取るだけで

ちょっと空気が軽くなって

それなりの日常に誇らしげな気持ちが湧いてくる


そんな想いが胸に抱かれたなら

心地良いベルの音を後にして

外の風に向かって身体を委ねていった





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