看板の道
- S Mikaze
- 2022年9月23日
- 読了時間: 1分
鮮やかな発色が
私を未知の場所へといざなう
心が落ち着くのはなぜだろう
歓迎の看板は、通りをかっさらう風を快く受け入れる
どんな人物の侵入も拒まなかった
私は愉快になって、電柱の影を辿る
壁に書き殴られた落書きは呪文のようで
閉ざされた小さな扉はミステリアスな女性みたい
調子はいかが?
絶好調だ
どうして?
それは、非日常が私を呼んでいるから
どうしてそう思うの?
それは、私が迷い込んだ宇宙人だから
可笑しい人だねえ
そうやって野良猫に笑われた

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