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執筆者の写真S Mikaze

看板の道

鮮やかな発色が

私を未知の場所へといざなう

心が落ち着くのはなぜだろう

歓迎の看板は、通りをかっさらう風を快く受け入れる

どんな人物の侵入も拒まなかった


私は愉快になって、電柱の影を辿る

壁に書き殴られた落書きは呪文のようで

閉ざされた小さな扉はミステリアスな女性みたい


調子はいかが?

絶好調だ

どうして?

それは、非日常が私を呼んでいるから

どうしてそう思うの?

それは、私が迷い込んだ宇宙人だから

可笑しい人だねえ


そうやって野良猫に笑われた





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