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沈む空

  • 執筆者の写真: S Mikaze
    S Mikaze
  • 2022年10月26日
  • 読了時間: 1分

考えることをやめていた

焦ることばかりを学んで

黒い雲に目を取られていた

もしまた傷つけることに躊躇いもなく

飛び込むことに諍いもなく

怯える顔を優しく包んであげられたら

未来は少しマシになるだろうか


思いつくことをやめていた

道で拾った石ころを並べていた

綺麗だと言って見惚れるだけだった

もしまた大人の自分を睨みつけて

ブランコに乗って揺れるだけで

目の前の美しさに目を瞑らなければ

透き通る空に希望が抱けただろうか


残りの時間は少ないはずがなかった

そこに落としてきた残骸が

私の足跡を残しているから

ぶらっと通り過ぎるたびに

現実に余韻を残す

まるで太陽の沈む空のように




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