S Mikaze2023年1月11日読了時間: 1分夜明け地平線を越えた 厚い雲の向こうの 熱を帯びた感情を全身に浴びて ゆらり 波に押し流されて 何度も迷子になって ばしゃり 汚れた手でもがく 失くしものは過去に置いてけぼりで 数多の石粒に紛れて まるくなるばかり それでもひとつの たしかな光に救いがあるならば 砂浜のざわめきも...